人気の秘密は見た目だけじゃない

ニューヨークなどで人気のパンケーキを使ったデコレーションケーキは、近頃日本でも人気になりつつあります。
動画などで紹介されているものを参考に自分でオリジナルのデコレーションパンケーキを作る人もいれば、専門店のパーティープランを利用して、デコレーションされたものを大勢で楽しむ人も増えているようです。

パンケーキの本場であるアメリカなどでは日本とは違い、目が覚めるようなブルーやショッキングピンクなどのクリームなどでデコレーションされたものが多く、とにかく派手なのが特徴のひとつです。
反対に、日本のパンケーキ専門店やカフェで提供されているそれは、「かわいらしさ」を追求したパステルカラーなどのクリームで飾られたものが人気です。
フルーツやチョコレートなどもあくまでも全体の調和を考えて配置され、派手に見える色を使っている場合も素材本来の色を生かした天然食用色素であることが多く、食べた後に口の中に色がついてしまいそうな着色料が使われることはほとんどありません。
フラッペに使用されているシロップなども、近年は天然食用色素へと切り替えが進んでいいます。

また、パーティー用のメニューとして提供される際のメッセージプレートやアイシングクッキーなども、かわいらしく見目の整ったものが使われています。
重ねたパンケーキのバランスを取るために挟まれる生クリームやチョコレートクリームもはみ出さないよう気をつけられ、外から見える部分が美しくなるよう細心の注意が払われています。
古い伝統のある和菓子などもそうですが、そうした細部に気を配っているのも、見た目を整えることを大切にしている日本ならではのパンケーキだと言うことができるでしょう。
だからこそ、かわいらしいものが好きな日本の女性たちから強い支持を得ているのです。

海外のパフェやカップケーキなどのデコレーションは口に入れるのをためらうような派手な色が多いですが、日本製のそれはまずは「おいしそうに」そして「かわいらしく」見えるよう作られているものです。
それは、日本が食品の安全性を重視し、ただ見た目を取り繕うだけではなく味の品質にもこだわってきた国だからでもあるのでしょう。
おいしく、そしてかわいらしく、さらには安心して食べられるものでできたパンケーキなどの「日本製スイーツ」は、日本のスイーツ好きの人々からだけでなく、今では海外のスイーツファンからも愛されているのです。